青色で確定申告するまでにやること

青色申告には10万円控除と、65万円控除があります。

なるべくなら控除額の多いほうが納税額が少なくて済みます。

今回は、65万円控除を受けるために、帳簿と資料について説明します。

発生主義で複式簿記をつける

発生主義とは、実際の取引が行われた日、すなわち取引発生の日付で収益と費用を計上する会計方法のことをいいます。

青色申告で65万円控除を受けるには、発生主義に従って帳簿づけをする必要があります。

65万円の青色申告特別控除を受けるには、総勘定元帳や仕訳帳等の帳簿を作成しなければなりません。

帳簿は7年間保存しておき、税務調査があった場合は、提示する必要があります。

総勘定元帳や仕訳帳は主要簿と呼ばれ、補助簿と呼ばれる現金出納帳や預金出納帳、売掛帳などもあります。

帳簿を作成するには非常に手間がかかります。

しかし会計ソフトを使えば、これらの帳簿は比較的簡単に作成することができます。

損益計算書と貸借対照表も自動で作成してくれますので、入力時点での自社の損益の把握や、経営資金等の管理もできます。

ちなみに、会計ソフトを使わず手書きで帳簿を作成する場合には、各現預金の出納帳に取引を記入した後に仕訳帳を作成し、さらに科目ごとに総勘定元帳に転記します。

そして、年末に総勘定元帳をもとにして、損益計算書及び、貸借対照表を作成するという流れになります。

会計ソフトを使えば、1つの取引の入力は1回で済みます。

手書きで行うと、1つの取引を様々な帳簿に記入しなければならなくなり、非常に大変です。

現在は様々な会社から会計ソフトが販売されています。

自社の経営規模や導入予算、入力のしやすさなど各会計ソフトを比較し、それぞれに適した会計ソフトを導入することをおすすめします。

領収書・請求書等の資料の保管

作成した帳簿関係は7年間保存しておく必要があります。

帳簿を作成する際に使用した、領収書や請求書等の書類も7年間保管しておきましょう。

事務員などを雇っていない事業主様の場合は、経営もしながら事務作業も行わなければならず、時間がとれないことも多いかと思います。

しかし確定申告の期限は決まっています。

期日以内に確定申告を行わなければ、青色申告ができなくなる可能性もあります。

おすすめは、1日の中で帳簿をつける時間を決めてしまうことです。

1度にまとめてやるより、毎日コツコツやったほうが確実です。

時間がもったいない!

と、思うかたは、当サービスにご連絡ください。

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